- 2009年9月30日 02:51
先月末は貴重な休みにガンダムの足の下くぐってきました。風で土煙があがってなんだろうなあと思ったら芝生が絶滅しかかってました。半端なくエコじゃない。
帰りに科学未来館で、しんかい6500実物大レプリカに乗って興奮。案外メカ好きな自分だった。
そうそう、「七曜式魔法序論」を委託してるCOMIC ZINさんで通販が始まっているそうです。
あそこは実店舗もコンパクトなスペースのなかに「今」が切り取れてるすてきなショップさんだと思います。
さて今回は夏コミ東方ピアノアレンジの感想を。
Red Eyes(へちょ屋)
総収録数は3曲ですが、特にシンデレラケージアレンジのRabbit Waltzは装飾が中盤まで非常に心地よいです。どの曲もその装飾のわりにコーダがあっさりだと思うのですが。
別売で楽譜もあり、同人としては華麗かつ比較的穏当で読みやすいですが、強弱(特にsfz指定なし)とテンポ周りの指定の薄さ(♪=invisible...あとは最終項にrit2回)がレベルに比して少々気になります。楽想記号は特にナシ。
このアルバムの曲ではありませんがショパンオマージュの素直さといい、長短ともに2001,2年くらいのピアノアレンジ界隈の空気をレベル高めにリバイバルした感じのアレンジだと思いました。
追補するとblogに「少しずつ舞のリズムも狂い最後には呆けてしまい新しい夜がまた訪れる的なカンジで作りました。テンポがinvisibleなのはその為です。ただ楽譜だけ買ってくれた人は曲の意図をわかってくれるかどうか・・」とありました。
自分は「テンポは鈴仙が狂わせてるから自由に緩急つけてね」というメッセージだと想像していました。主体がてゐというのは想像外でしたね。あと僕はむちゃくちゃ細かく指定してるほうが狂気を感じる派。
というところで、夏コミ感想終わり。4'33"は金払って聞きたくないなと思ってしまったりして、そのほかのピアノアレンジ最新作追えてません。しかしせっかくなので最新以外もひっくるめてピアノアレンジのあったサークル、とくに面識のない方についてだだっと紹介と感想。
☆さいきん
QLOCKS
久遠さんは芸幅、和音構成の幅、ベロシティ幅に難ありと、のびしろ/欠点もわかりやすいけど(スムース.ハウスとかの折衷をピアノ音色でやってる感じも)、そんなのどうでもいいくらい心地の良いフレーズを織る。もっとメッセージ性を入れたのも作ってほしい。
Sound./Ecriture
同じくセンス派の印象。レベルは高いが弱点もある。例えば「どうかにとりと呼んでください」のYosiさんはメロディは作れるがアレンジ面で内声が乏しく、演奏面ではダイナミクスレンジが狭い。このへん、しんきちさんのほうがピアノ屋っぽい。しかし彼は部品の繰り出し方があっさりしてて、もったいつけ足りない。上手いけど。そういう食い足りない感じを補いあってるチームの空気は好き。
NeutraL
朋夜さんは割り当てる和音に癖があって、個性を出したい欲求を感じますが、一方まだはっきり方向をふりきれずに抑制されてるとも思いました。本当にやりたいことをやった曲がどうなるのかは興味がある。
紫蓮さん
アレンジの切り口に新鮮なところがある。しかし流れの唐突さで損してる、という印象です。
まらしぃさん
1stのとき、テクニックあるのにルバートが雑なのがもったいないと思いました。向上を期待してます。
☆ちょっとさかのぼって
Sound Holic
まあ、風神少女のジャズピアノアレンジは洒脱さだけでも価値あったと思う。
絃奏水琴楽章
明示的にパス。
白と黒の夢郷
青汁さんは最近のはチェックできてないとは断っておく。前はピアノのための曲でなく、ピアノに別の役をさせようとしてる曲が多かった(悪いとはいわない)。
☆さらに
ぴずやさんが今度ピアノアレンジするらしい。
試聴きいたけど、各音域の役割が固定的なため、多楽器アレンジの各パートをピアノに置き換えた感じがした。
ピアノ屋がやらないアレンジの方向なので、逆に既存ピアノアレンジを好まない人にいい印象を与える可能性はあるかもしれない。
(それはピアノ屋としては、あんまりほめられない傾向なんですが、まあ自分の評価なんぞに関わらず、いろんなアレンジがあるのはいいことだ)
漏れは多々あるでしょうがひとまずこの辺で。
ピアノ界隈も広がりました。
なぜアレンジするのか、なぜピアノを使うのか、はっきりしてないところは目立ちにくくなったものです。
- Newer: C77新刊 照準の先に光はあるか - 試弾版
- Older: C76お疲れさまでした