「微睡む藍玉」には単体クラシック曲としてはきらびやかなミニマリズムにきわめて吉松隆の色濃い影響を感じる一方、前述のとおり、同人音楽がパロディ領域と密接であること、そして作曲時期が2018年この時期である以上、宝石の名を関した曲には宝石の国との関連をどこかほのめかしているとおもうのが自然で、A-G-A-G-A-B♭-Cという動機に、私は同作品の主題歌「鏡面の波」の破片を感じる。答え合わせをしたとき本人がどういうかはさておき、説明不足というかスノビズムすれすれのレベルで「遊び」を入れてくるもlent氏の芸風であることだし、それを楽しんでいる聴き手がファンになっているんだろう、と私は思っている。https://erys007-onde.tumblr.com/ 弾ける方は、自分のよりはきれいな記譜なので、難曲ぞろいかとは思いますが挑戦してみてくださいませ。 購入はこちらからできるそうです。
Eurystomusに楽譜解説を寄稿
15
6月
以前「叙景的ピアノ競作集『春の海』」でもご一緒させていただいたサークルEurystomusのオリジナルピアノアルバム「...onde, réfraction-réflexion...」に楽譜解説を寄稿しております。
フランス印象派的なような、吉松的なような、きらきらと浮遊したような音楽集だとおもいます。
印象派っていったら、自分は象徴主義だ!って本人には訂正いただきました。
解説から一部抜粋しますが、こんなのが3000文字くらい続きます。